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起床時の明るさが幼児の目覚めや生活に影響

起床時の明るさが幼児の目覚めや生活に及ぼす影響を調査
「光で目覚めることで、自立起床が増加すること」を確認
- 日本睡眠学会第36回定期学術集会で、富山大学 神川教授が発表 -

 パナソニック電工株式会社は、生体リズムを応用して朝日のリズムで起床時刻30分前から徐々に明るくなる照明器具を光・めざましシーリング「ASSA(アッサ)」という名称で販売している。 
 この「ASSA」に関して、富山大学 人間発達科学部 神川 康子教授と、幼児(富山県の保育園児:5歳児)を対象とした実証実験を実施した。

保護者による観察結果として、目覚めの気分の向上のみならず、自立起床(幼児による自発的起床)が増加するという結果が得られた。
 この検証結果を「起床前漸増光照射が幼児の睡眠習慣と生活の質に及ぼす影響」として、2011年10月15、16日国立京都国際会館(京都市左京区)で開催される日本睡眠学会第36回定期学術集会にて、神川教授が発表する。

■発表の概要
 生活リズムが夜型化した現代生活において、多くの人がつらい目覚めを日常的に経験しており、それは子供においても例外とは言えなくなってきています。
 パナソニック電工ではこれまでにも富山大学との共同研究により、児童(小学4・5年生)を対象とした実証実験を実施、主観評価結果として、目覚めの気分改善のみならず、日中の気分にも好ましい効果が得られることなどについて、日本睡眠学会、照明学会、国際照明委員会(CIE)などで報告してきました。
 今回の発表は、幼児(富山県の保育園児:5歳児10名、のべ768日)を対象とした初めての実証実験に関するものであり、「ASSA」を使用することで目覚めや朝の気分だけでなく、自立起床(幼児による自発的起床)も促されるという結果について報告するものです。
 朝の光は、ヒトのサーカディアンリズム(約1日周期の生体リズム)に作用し、睡眠/覚醒リズムのメリハリにも貢献することが広く知られています。「ASSA」を使用することで、幼児のQOL(生活の質)向上のみならず、幼児の目覚めや朝支度をサポートする保護者においても、負担軽減のメリットが期待できると考えられます。

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