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小学生・中学生の夏をサポート、人気の自由研究なら 学研『夏休み自由研究プロジェクト2011』 人気テーマ速報付き

株式会社学研ホールディングスのグル―プ会社、株式会社学研教育出版(東京・品川/須摩春樹社長)では、2011年7月1日より、『夏休み自由研究プロジェクト2011』を公開している。

全国的に夏休み気分が盛り上がってきた7月後半より、サイトを訪れる方が急増し大人気となっているといい、コンテンツもさらに充実し、盛り上がりを見せている。

身近なテーマを扱う『おすすめ自由研究』では、しょうゆ・くすり・塩・水道水・100円ショップ商品など、家庭にある材料でできる研究を40テーマ以上紹介。

研究のやり方からまとめ方までを詳しく解説した『自由研究ワークシート』は理解を深めるのに役立ちそうだ。

自由研究をスムーズに進めるには、まとめ方を知ることが大事だといい、『これでカンペキ! 自由研究のまとめ方』で身につけることが可能だ。

夏休みは家族で出かけるのにもぴったりなとき。人気の工場見学で楽しみながらの自由研究も人気。そのときに参考になるのが『工場見学で自由研究』。出かける前、家に帰ってからの注意点など情報満載となっている。

8月10日には、追い込み『1日でできる自由研究』特集を公開。自由研究をきっかけに、子どもたちの興味関心を広げるとともに、家族のコミュニケーション増加も期待できる。

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夏休み自由研究プロジェクト2011実施概要
●期間2011年7月1日~9月30日
●サイトURL http://kids.gakken.co.jp/jiyuu/
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<資料>
◆自由研究プロジェクト2011 人気テーマ7月速報
学研キッズネット「自由研究プロジェクト2011」の7月1日~7月31日までのログ集計速報から、自由研究の人気テーマを紹介いたします。
以下が7月の人気テーマベスト10です。

(順位)(テーマ名)      (分野)
1  ペットボトルでアイデア工作 工作・フリーアート
2  3分間シャーベット      科学実験
3  静電気モーター       科学実験
4  10円玉のピカピカ実験    科学実験
5  ゴム動力ペンギン      工作・フリーアート
6  色変わり冷やし中華     科学実験
7  紫外線の強さや秘密を探ろう 科学実験
8  輪ゴムエンジン       科学実験
9  アリの体重計        工作・フリーアート
10 紙コップ永久カレンダー   工作・フリーアート

本年は、放射能問題や節電などが子どもたちの生活にも少なからず影響を与えているため、環境問題や社会問題に関するテーマに目が向くかもしれないと予想されましたが、7月のログデータを見る限り、子どもたちが選ぶ自由研究のテーマについては、例年と顕著な違いは見られません。とくに、工作と実験の分野に人気がある、身近でできる或いは身近にあるものでできるテーマに人気がある、という点は例年通りです。

●自由研究の変遷<昔の自由研究との比較>
「身近なものをテーマに」というのは今も昔も変わらない自由研究の基本ですが、時代の推移とともに子どもたちを取り巻く環境が変化しており、「身近なもの」自体が変化しています。もちろん、変わらないものも多いのですが、特に自然環境の減少に伴うテーマの変化は著しいようです。

弊社が発行していた『○年の科学』『○年の学習』という児童向けの学習雑誌(いわゆる『科学と学習』)に取り上げられていた自由研究のテーマと現在「自由研究プロジェクト2011」で人気の高いテーマを比較してみると、自由研究が時代とともに変遷していることがうかがえます。

昭和41年の『5年の科学8月号』『5年の科学9月号』『6年の科学9月号』、昭和50年『6年の科学9月号』を例に取ると、以下のようなテーマが紹介されています。

標本作り(昆虫採集)/カナヘビのダンス/ザリガニの山登り/アマガエルは忍者か/地層で大発見しよう/こんにちはオジギソウ/うめぼしはなぜ赤い/夜の花に集まる虫(マツヨイグサに集まる様々なスズメガの観察)

古い時代には、子どもたちの周りに自然があふれていたため、昆虫や動物、植物などを扱うテーマが非常に多くあります。昆虫だけでも、身近で採集できるもののバリエーションが今とは比較にならないほど多かったようです。また、梅干に紫蘇で色をつける実験は、当時の生活習慣を偲ばせます。

一方、「自由研究プロジェクト2011」で人気が高いものの中で、過去にはなかった素材を使った現代的なテーマの代表格は、ペットボトルです。リサイクル、エコをテーマにしたものも古い時代には無縁のもので現代的と言えます。ティッシュペーパー、プラスチックコップ、スライム作りなども新しい自由研究テーマといえるでしょう。

古い時代の子どもたちは一歩外に出れば、豊かな自然に囲まれていたため、自由研究のテーマや素材が身の回りにあふれていたともいえます。生き物をはじめとして自然にふれる感動は大きいため、あまりテーマを複雑化させることもなかったようです。逆に現代の子どもたちは、素材の不足を情報の収集力で補っているともいえるのではないでしょうか。

自由研究関連の書籍やインターネットによる情報の収集はもちろんのこと、企業・全国の科学館、博物館などで自由研究に関する企画展やワークショップなどが盛んに催されており、情報自体はあふれています。そのような媒体や場所で紹介されるテーマには、自然をそのまま扱うというよりも化学的・電気的・機械的仕組みや仕掛けなどを利用して派手な効果を体験できるものが多いようです。テーマの展開のさせ方も複雑化しています。昔の自由研究から得る感動をナチュラルで素朴なものとすれば、現代のものは、人工的で高度な感動といえるかもしれません。

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