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「イクメン オブ ザ イヤー 2011」をタレントの中山秀征さん、つるの剛士さん、サッカー日本代表の遠藤保仁さんの3名が受賞!

 実際に育児を頑張り楽しみながら、今年最も“イクメン”の認知向上に寄与したパパを著名人より選定し表彰する「イクメン オブ ザ イヤー 2011」が19日、東京・二子玉川ライズ ガレリアで開催され、タレントの中山秀征さん、つるの剛士さん、サッカー日本代表でJリーグ・ガンバ大阪所属の遠藤保仁さんの3名が受賞した。

 このイベントを企画したイクメン オブ ザ イヤー実行委員会(実行委員長:おちまさと/事務局:株式会社フロンティアインターナショナル)は、これまでママ任せだった育児に男性が積極的に参加することで、パパ・ママ双方の仕事と子育ての両立を促し、子どものためにもよりよい未来が描ける社会づくりの活性化施策として、毎年10月19日を、“パパが最も育児を楽しみ、頑張る1日”「イクメンの日」<10(トウサン)19(イクジ)の日>として制定(日本記念日協会認定)。

 初めての「イクメンの日」となった19日、制定記念イベントとして、後援に厚生労働省、特別協力に厚生労働省委託事業イクメンプロジェクトの支援を受けて、普段多くのイクメンが訪れる都内注目スポット「二子玉川ライズ ガレリア」で「イクメン オブ ザ イヤー 2011」を初開催した。

 栄えある第1回受賞者として、タレント・司会者として、情報番組やバラエティ番組などで活躍しながら、家庭では4人の息子との触れ合いを欠かさない中山秀征さん、一男三女の父親として、育児休暇をとるなどすでに有名な“イクメン”であり、タレント・ミュージシャンほか多彩な才能で人気のあるつるの剛士さん、サッカー日本代表として、最近のワールドカップ予選でも安定した活躍でファンを魅了しながら、私生活では一男二女の父親として育児に励んでいる遠藤保仁さんの3名を選出。

 審査及び選考方法は、イクメン オブ ザ イヤー実行委員会メンバーを中心に、後援の厚生労働省及び協賛各社(トヨタ ノア、Oisix)の意見を元に実施。2011年を振り返り、受賞者3名共に、①子だくさんであり実際に育児を楽しんでいること ②育児を頑張ることで奥様にも愛情を注がれていること ③お仕事においては、テレビ・新聞・雑誌等メディアに多数出演され、ファミリー層にお馴染みで好感度の高い活躍をみせていることなどをポイントに選考した。

■つるの剛士「育児は二の次、奥さん第一」
■中山秀征「面倒なことを楽しくやる!」

 イベントには、実行委員長のおちまさとさん、受賞した中山秀征さん、つるの剛士さんが参加。遠藤保仁さんは体調不良のため欠席となった。まず登壇したおちさんは「日本は今、少子化に向かっているが、一番身近な少子化対策が“イクメン”じゃないかなと思っています。育児をするパパのことを“イクメン”と言いますが、これをブームで終わらせていてはダメ。当たり前の、もうある日“イクメン”という言葉がなくても出来る時代が来るように、なんとかブームじゃない形で伝えたい。」と挨拶。

 授賞式に登場したつるのさんは「このような素敵な賞をいつも“イクメン”ということで頂けますが、なんか毎回むずがゆくて、ほんとに僕は育児をしてちゃんと出来てるのかなと自問自答しているんですけど、ちなみにうちは7歳の男の子と、5歳の娘、4歳の娘、もうすぐ2歳の娘、4人の子供がいます。今日も朝、弁当作って来たんですけど、4人ともなると一緒に奥さんとお手伝いしないともう回らないんですね(笑) なので必然的に育児に積極的に参加していかなければいけないんですけど、育児っていうことが第一ではなくて、僕の中では、奥さんをまず思うことで、育児になるべくストレスを掛けないようにするということで、自然に育児をさせてもらっているつもりなんですけど、育児というとパパも育児、育児みたいな感じになると思うんですけど、それだけじゃなくて、やはり奥さんのことも第一に思って、それから育児をするということを心掛けています。これからも本当は5人目も欲しいんですけど、夫婦揃って頑張っていきたいと思います。」と挨拶した。

 また、中山さんは「こんな素敵な賞を頂けるとは思っていませんでした。ありがとうございます。4人の子供がいまして、毎日子供と格闘しております。そういった中でこういった受賞を受けるというのは非常に感激でございます。やはり4人の子供を産んでくれた家内と4人の子供がいるからこそ頂ける賞だと思っています。こういった形で受賞を頂くと、家族は“どうしてパパが?”って思っていることが多いと思います。ほんとに普通なんです。普通のご家庭のお父さんと同じようにイビキもかきますし、オナラもしますし、その辺で寝ている時もありますし、そんな父なんですけど、だから不思議だと思うんじゃないですかね。逆に申し訳ないと思っています。でも家族も喜んでくれていると思います。」と受賞の喜びを語った。

 なお、遠藤さんは実行委員会を通じて「この度は、「イクメン オブ ザ イヤー2011」という賞を頂きましたこと、光栄に思っています。また本日は、体調を崩してしまい、この場に出席させて頂けないこと、誠に申し訳なく思っております。男性の育児休暇推進運動が日本に広まっていくことはいいことだと思いますし、なかなか日本では難しいといわれていた『男性の育児』もいまや、少しずつ活発にされている印象を持ちます。僕は、サッカー選手という仕事上、試合や合宿のたびにホテル生活となるので、あまり家にいることが少ないですが、3人の父親として、子どもたちと一緒にいれる時間を大切にしています。奥さんも普段、僕がいない分、頑張ってくれているので、僕が家にいるときは、外へ一人で息抜きしておいでと外出を勧めることもあります。やっぱり育児は夫婦が協力してやっていかないと大変ですから。これからも10月19日を「イクメンの日」として、育児を楽しむパパが今後されに増えていくことを僕も楽しみにしています。」とコメントを寄せている。

 授賞式後には、おちさん、つるのさん、中山さんによる記念トークショーも行われ、日々の育児の体験や苦労話、笑い話などを展開。つるのさんは“あなたにとってイクメンとは?”との問いに「育児は二の次、奥さん第一」と回答。その理由を「やっぱり、育児ばっかりに集中しちゃうと、どうしてもバランスが崩れる。やっぱり、夫婦があっての子育てだと思うんですよ。奥さんのストレスを溜めたくないからこそ育児に参加するし、奥さんの疲れがちょっと見えたなと思った瞬間に育児をするし、たぶんそこから始めると思うんですよね。」と説明した。そして「でも、今の“イクメン”というのを見ていると、なんかそれこそパパが毎日お弁当を作らなきゃいけないとか、オムツ替えてどうとか、おんぶ紐してどうとか、そういうことじゃないと思うんですよ。そこはちょっと順番違うなと。まずは奥さん。」と今のイクメンブームには苦言を呈した。また、続けて「子どもが多ければ多いほど夫婦の時間を大切にするようになりました。というのは2人の時間がないんですよ。そうなってくると必然的に早く寝かせるようになるし、その後で夫婦2人の時間を持ったり、いろんな話をしたりして、ますます夫婦の絆が深まった気がします。」とコメントした。

 中山さんは“あなたにとってイクメンとは?”との問いに「面倒なことを楽しくやる!」と回答。その理由を「僕はあまり自炊をしたことがなく、独身時代は外食がほとんどだったこともあるし、家に帰ったら寝ることくらいしかなかったんですけど、子どもたちが4人いると、家に帰って来た瞬間に、ママが“お風呂入れて”って言うんですよ。ちょっと休ませてよ!って一瞬思うんですけど、でもそれまでママはママで家でずっと働いているから、やっと帰って来たということなんですよね。だからこのタイミングを逃してはいけないという家の時間の流れがあるので、そっか、俺がいないと出来ないんだと自分で思うようにしています。」と説明。また「こんな時間はいつまでもないって思うんです。小っちゃくてかわいいねって言っている時はあっと言う間で、過ぎてしまえばあの頃が懐かしくなる。その時に記憶とか体験がないと寂しいなと思ったんです。こんな時間は限られていて、いつか“キモイ”って絶対言われるんです。反抗期も来るだろうし、それが成長の証だと思っています。でも、抱っこしてスヤスヤ眠る姿だとか、本を読んであげて寝ている顔なんていうのはその時しかないと思うので、そういうことを出来るだけ、面倒くさがらずしてあげる。オムツ替えもお風呂も後片付けも楽しむことが発見でしたね。僕は面倒なことはやらないし、仕事以外にほとんど趣味は持っていなかったので、でも子どもや家族といることが今は趣味ですね。」とコメントした。

 なお、同会場では、ベビーカーなどイクメン応援製品の展示や、ネイルや整体などママ向け癒しサービスなど、家族で楽しめる一般参加イベント「イクメンランド」も同時開催され、訪れたパパ・ママ・子どもたちを楽しませた。

 イクメン オブ ザ イヤー実行委員会では、今後も“イクメン”の啓蒙活動を続けながら、よりより日本社会の発展に寄与していけるよう、各種施策を展開していく予定としている。

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