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20~30代の親の8割がチャイルドシートの取り付けに不満を感じている!  タカタがチャイルドシートの取り付けに関する意識を調査 ~2012年7月から新安全基準完全適用スタート~

シートベルト・エアバッグ・チャイルドシートなどの自動車用安全システムを提供する専門メーカー、タカタ株式会社(社長:高田重久 本社:東京都港区、以下タカタ)は、チャイルドシートの着用率向上とミスユース(不適切な使用)を減らし正しい着用を促すため、全国の20代~40代の男女1000人を対象に、チャイルドシートの着用に関する意識調査を実施した。

~主な調査結果トピックス~
■20代の母親は、乗車する機会が多く、3人に1人が使わないときがあるという実態が発覚!
その主な理由は、1位:子供が嫌がるから(64%)、2位:手間がかかるから(31%)、
3位:移動距離が短く、事故に遭わないと思うから(25%)。
■20~30代の親の8割がチャイルドシートの取り付けに不満を持っている!
その主な理由は、1位:時間がかかる(69.3%)、2位:取り付け方が複雑(42.8%)、
3位:正しい取り付けができているかわからない(わかりにくい)(35.8%)。
■8割以上の母親は、チャイルドシートの正しい取り付け方法を知らない!
■ミスユース(不適切な使用)率を減らすには、
4割以上の親が、「もっと簡単に、ワンタッチで取り付けられるチャイルドシートの商品化」と回答。
■74%の親が、「誰でも簡単に確実に固定できるISOFIX方式」を使ってみたい!

昨年6月のJAF・警察庁の調査では、チャイルドシートの使用率が57.0%という、依然低い結果となり、更には、チャイルドシートを使用している人の中でも誤って装着している人が、68.9%という現状が明らかとなり、例年に続き、こういった状況が問題視されていた。
このような状況を改善するべく、国土交通省は、今後、チャイルドシートを欧州基準に統一していくことを2006年に発表していたが、いよいよ2012年7月から、欧州基準に対応した製品の製造が義務化される。

タカタは、この調査結果を活かし、チャイルドシートの着用率向上と、正しいチャイルドシートの装着を促す啓発活動を行っていく。
クルマのあらゆる乗員と、それを取り巻く社会全体を見据え、タカタの夢である「交通事故の犠牲者がゼロになる日」の実現に向けて、これからも自動車の安全システムを追求し続けていく。

<調査結果概要>
■20代女性は3人に1人が使わないときがあるという実態が発覚!
その主な理由は、1位:子供が嫌がるから(64%)、2位:手間がかかるから(31%)、
3位:移動距離が短く、事故に遭わないと思うから(25%)。

子どもを車に乗せるときに、74%が必ずチャイルドシートを使っていると回答しているが、その一方、使用しないことがある親は26%を占める結果となりました。
性世代別に見てみると、20代女性においては3人に1人が使用の徹底ができていないことがわかりました。20代女性の半数以上が週3~4回以上、子どもと車に乗る機会があり乗車頻度が高いですが、慣れが安全意識の低下を引き起こしているのでしょうか。

また、チャイルドシートを使わない理由は、1位:子供が嫌がるから(64%)、2位:手間がかかるから(31%)、3位:移動距離が短く、事故に遭わないと思うから(25%)、4位:時間がかかるから(14%)という結果となり、親の危機管理意識の低さが露呈する結果となりました。
“手間がかかるから”や“時間がかかるから”という理由が4~5割を占めることを考慮すると、今後、チャイルドシート使用率を上げていくためには、親の意識を高める取り組みを行うだけでなく、チャイルドシート本体の改良も必要であると言えるかもしれません。

■20~30代の親の8割がチャイルドシートの取り付けに不満を感じている!
その主な理由は、1位:時間がかかる(69.3%)、2位:取り付け方が複雑(42.8%)、3位:正しい取り付けができているかわからない(わかりにくい)(35.8%)、4位:力がいる(31.8%)。
全体では、7割強の親がチャイルドシートの取り付けに不満を感じており、特に乳児・幼児を持つ親が多い20~30代においては、8割が不満を感じていることがわかりました。

また、チャイルドシートの取り付けに対する不満は、1位:時間がかかる(69.3%)、2位:取り付け方が複雑(42.8%)、3位:正しい取り付けができているかわからない(わかりにくい)(35.8%)、4位:力がいる(31.8%)となりました。
性別別にみると、男性は時間がかかる(71.4%)、取り付け方が複雑(44.2%)という回答が平均値より多く、女性は正しい取り付けができているかわからない(41.6%)がという回答が男性より多く集まりました。

■8割以上の母親は、チャイルドシートの正しい取り付け方法を知らない!
7割以上の親が正しくチャイルドシートが取り付けられているか確認する方法を知らず、母親に関しては82.9%が知らないという結果となった。子どもと一緒に車に乗る機会が多い女性の大半が確認方法を知らないという結果となり、ミスユース率が高い理由は知識不足だということが伺えます。

■より簡単に取り付けできるチャイルドシート(36%)、ワンタッチで装着できるチャイルドシートに期待が寄せられている!
ミスユース率を減らすためには、チャイルドシートの取り付けを「もっと簡単にできるようにする」という声が最も多く、その他にも「ワンタッチで取り付けできるようにする」、「規格を統一する」など誰でも経験や体力に影響されることなく取り付けできる商品に期待が寄せられている。

■誰でも簡単に確実に固定できる方式「ISOFIX」を74%の親が使ってみたいと回答!
現在使っているチャイルドシートに不満がある方が多いため、その不満点を改善できるISOFIXへの期待が大きいことが伺える。

【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20~49歳男女
回収サンプル数:1020(性年代均等割付 各170サンプル)
調査期間:2012年5月26日~28日
調査方法:インターネット調査(ネット調査会社の登録モニター活用)

【参考情報】
簡単・確実取り付けの『takata04-i fix(タカタゼロヨン アイ フィックス)』が
安全評価試験「チャイルドシートアセスメント※1」においてISOFIX対応モデル※2として
日本で初めて乳児用・幼児用の両モードで最高評価「優」を獲得!

『takata04-i fix』は、車のシートベルトを使用せずに簡単・確実に取り付けできる、日本初の欧州安全基準※3(ECE R44/04)に適合した乳児・幼児兼用タイプのISOFIX対応チャイルドシートです。今年度のチャイルドシートアセスメントで初めてISOFIX対応モデルのチャイルドシートが評価され、タカタの『takata04-i fix』が同モデルのチャイルドシートとして選ばれ、最高評価を獲得しました。

商品特長:
・日本国内初となる欧州安全基準(ECE R44/04)の乳児・幼児兼用タイプのISOFIX対応チャイルドシート(新生児~4歳頃までこれ一台でOK)
・シートベルトを使わず車に『簡単・確実』に装着、高い『安全性』を実現
・軽量なシート本体とISOベースを分離したセパレート構造の採用で、お子様の体格に応じて乳児・幼児モードが簡単に切り替え可能。また、自動車への取り付け性が大幅に向上
・シート側面に衝撃吸収材を採用し、特に死亡重傷率が高い側面衝突にも対応。
・自動車への設置時に調整がしやすく、万一の衝突時にシート本体の前方への沈み込みを抑えるサポートレッグを採用
・通気性素材(ブレスエアー※)をシート背面に採用し、お子様の快適性を向上。
※ブレスエアーは東洋紡㈱の登録商標です。

商品概要:
・商品名:takata04-i fix (タカタゼロヨン アイフィックス)      
・参考対象年齢:新生児~4歳頃 
・適応範囲:体重18kgまで    
・カラー:takata04-i fix leather selection グレー、ブラウン
     takata04-i fix premium   ブラック、マルーン
     takata04-i fix    グレー、ベージュ 
・標準価格:takata04-i fix leather selection 157,500円 (本体価格 150,000円)
      takata04-i fix premium     59,800円 (本体価格 56,953円)
      takata04-i fix          49,800円 (本体価格 47,429円)
・取り扱い店舗:全国主要ベビー用品店、量販店、カー用品店など

※1 チャイルドシートアセスメント
国土交通省と自動車事故対策機構が、消費者の安全なチャイルドシート選びのために毎年実施している安全性能試験で、市販のチャイルドシートを対象に国の安全基準(50km/h)を上回る55km/hの速度で衝突試験を実施し「優・良・普通・推奨せず」の4段階の評価基準で安全性能を評価する。平成21年度より評価方法、評価基準が変更された。
「チャイルドシートアセスメント」の結果や、評価方法などは下記HPで公開されています。
・国土交通省HP http://www.mlit.go.jp/ 
・自動車事故対策機構HP http://www.nasva.go.jp/

※2 ISOFIX対応モデルチャイルドシート
取り付けミスの防止、自動車への適合性を向上、取り付け方法の国際的な統一を目的とした ISO(国際標準化機構)規格の固定方式を採用したチャイルドシート。 シートベルトで装着をする従来のチャイルドシートとは異なり、自動車とチャイルドシートに装備された専用の固定装置を使用して直接装着するため、取り付けによるミスユースを大幅に減らすことができる。

※3 欧州安全基準(ECE R44/04)
ECE R44はチャイルドシートにおける国連欧州委員会の統一規則44のことで、ヨーロッパ統一規則、または国連統一規則(国連基準)と呼ばれている。

■会社概要

・会社名: タカタ株式会社
・創業: 1933年
・本社住所: 東京都港区赤坂2-12-31
・代表者: 代表取締役社長 高田重久
・資本金:            41,862百万円(2012年3月時点)
・連結売上高: 382,737百万円(2011年4月~2012年3月)
・従業員: 36,858人(2012年3月時点) ※連結ベース
・グローバル生産拠点: 日本・アジア・欧州・米州で、20カ国 53工場(2012年3月時点)
・事業内容: シートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、トリム
チャイルドシート等の製造販売

合わせてタカタ ホームページ(http://www.takata.com)もご覧下さい。

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