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夫婦の実態は?「2012年度いい夫婦の日」アンケート調査結果発表

「いい夫婦の日」をすすめる会は、11月22日の「いい夫婦の日」に先駆けて、「2012年度いい夫婦の日」アンケート調査(調査方法:インターネット調査、調査対象:全国の男女既婚者800名)を昨年に引き続き、実施、その結果、以下のような夫婦の実態が浮き彫りとなった。

※昨年度の調査は右記URLにて閲覧可能。(URL:http://www.fufu1122.com/event/question2011.html

1)結婚前の交際期間は「半年以上2年未満」が主流!
2)生まれ変わったら「別の人を選ぶ」50代が男女とも最高に!
3)「夫婦円満計」約8割!
4)夫婦円満のため大切だと思うこと「話をする・聞く」が約半数
5)パートナーに直して欲しい・やめて欲しいことは「ない」がトップ!
6)愛を伝えるなら、夫には「ストレートな表現」で、妻には「感謝」「慰労」を!
7)理想の夫婦像、妻は年代が高くなるにつれて「対等」の割合が増加!
8)「理想の夫婦の行動」の理想形、妻は夫よりリアル!
9)夫婦の会話、平日は1時間未満が約6割

1)結婚前の交際期間は「半年以上2年未満」が主流!
結婚前の交際期間については、「半年以上1年未満」・「1年以上2年未満」がそれぞれ24%で合わせると約半数を占めています。
半年から2年未満の交際期間が主流と言えるようです。

2)生まれ変わったら「別の人を選ぶ」50代が男女とも最高に!
生まれ変わったとしたら、今のパートナーを選ぶか、との質問に対して、全体では「考える」が43%で最も高く、次いで「もちろん今の相手を選ぶ」(37%)、「別の人を選ぶ」(21%)という結果になっています。
【性別】でみると「もちろん今の相手を選ぶ」では、男性40%に対し、女性が33%で、男性の方が7ポイント高いです。
【性×年代別】でみた「もちろん今の相手を選ぶ」では、男性60代が48%で最も高く、次いで、女性30代以下が47%、男性30代以下が45%となっています。「別の人を選ぶ」では、女性50代が32%で最も高く、女性30代以下が10%で最も低くなっており、その差は22ポイントとなっています。
男性は「もちろん今の相手を選ぶ」が全年代を通して比較的高いですが、50代だけ下がっています。女性は30代が最も高いですが、50代のとき「別の人を選ぶ」が上がっています。このことから、50代が夫婦関係のキーポイントとなりそうです。

3)「夫婦円満計」約8割!
夫婦円満だと思うかとの問いにおいて、全体では「とても円満」が26%、「まぁ円満」(53%)まで含めた「円満計」が79%で、昨年の83%と比べて4ポイント下げておりますが、それでも8割弱が円満という結果となりました。
【性×年代別】でみると、「とても円満」では、女性30代以下(43%)がダントツで高く、次いで、男性30代以下(29%)、男性40代(24%)で続いています。
「円満計」では、女性30代以下が92%で最も高く、前年の94%とほぼ同じとなっています。次いで、男性30代以下が86%、男性60代が82%となっており、男性層が上位なのも例年と同じです。
「円満ではない計」は、前項と同様50代で最も高くなる傾向が見られました。

4)夫婦円満のため大切だと思うこと「話をする・聞く」が約半数
夫婦円満のために大切だと思うことにおいて、全体では「話をする・聞く」が48%で最も高く、次いで、「信頼する」(41%)、「言葉にして感謝を伝える」(36%)、「程よい距離感」(35%)が3割以上で続いています。やや全体のポイントはさがったものの、ほぼ前年と同様の結果となっています。順位としては、下位における若干の順位の入れ替えはあったものの、大きな変化は見られません。
【性×年代別】でみると、「話をする・聞く」では、女性30代以下・女性40代が51%で他層より高く、次いで、女性60代が49%、男性40代・男性50代が47%でとなっています。「信頼する」では、男性60代が55%で最も高く、他層を10ポイント以上上回っています。「言葉にして感謝を伝える」では、女性30代以下が50%で最も高く、男性60代が23%で最も低くなっており、その差は27ポイントとなっています。女性のポイントが全体的に高く、家庭生活における女性の役割の負担などが大きいことが予測され、 「労り」や「理解」「協力」を望む気持ちが大きいことが分かる結果と言えます。

5)「パートナーに直して欲しい・やめて欲しいことはない」がトップ!
パートナーに直して欲しい・やめて欲しいことは何か聞いたところ、全体では、「直して欲しい・やめて欲しいことはない」が36%で最も高く、前年の32%を4ポイント伸ばす結果となっています。
“生まれ変わったとしたら、今のパートナーを選ぶか”の回答層別でみると、【もちろん今の相手を選ぶ】層では「直して欲しい・やめて欲しいことはない」が56%と半数以上で、前年52%から4ポイント増です。一方、【別の人を選ぶ】層は他層よりスコアが高い項目が多く見られ、「浪費」・「家事が苦手・家事に非協力」・「時間のルーズさ」・「無関心」は、【もちろん今の相手を選ぶ】層と10ポイント以上差があり、中でも「浪費」・「家事が苦手・家事に非協力」は19ポイントの差となっています。 【もちろん今の相手を選ぶ】層では、5割以上が今のままでよいと感じているのに対し、【別の人を選ぶ】層で前年に増して、より明確で様々な不満を抱えていることが窺える結果となりました。

6)愛を伝えるなら、夫には「ストレートな表現」で、妻には「感謝」「慰労」を!
愛情を感じる言葉についての質問において、TOPが「感謝の言葉」(30%)、2位が「愛情の言葉」(28%)、3位が「慰労の言葉」(23%)となりました。
【性別】でみると、全体TOPの「感謝の言葉」(男性26%に対し女性が34%)と、全体3位の「慰労の言葉」(男性19%に対し女性が27%)で女性の方が高く、全体2位の「愛情の言葉」(男性30%に対し女性が26%)では、男性の方が高い結果でした。
今年は比較的男性層がストレートな「愛情の言葉」にヒットして増加傾向にあり、逆に女性層は30代以下と60代ではやや増加しているものの、やはり女性層は「慰労」「感謝」の割合が高まっていることから、日常生活における負担などが推測されます。

7)理想の夫婦像、妻は年代が高くなるにつれて「対等」の割合が増加!
理想の夫婦像において、全体では、「なんでも対等友達夫婦」が42%で最も高く、次いで、「いつまでもラブラブ恋人夫婦」(25%)、「家庭のことはお任せ妻主導夫婦」(20%)、「しっかり頼れる亭主関白夫婦」(12%)となっています。
【性×年代別】でみると、「なんでも対等友達夫婦」では、女性60代が53%で最も高く、年代が高いほど割合も高くなっています。「いつまでもラブラブ恋人夫婦」では、男性40代が36%で最も高く、どの世代においても女性より男性の割合が高くなっており、男性のほうが“男”と“女”であることを望んでいるようです。
女性層は年齢が上がるほど「対等度」が上昇することから、家庭での女性のポジションの変化が推測されますが、それでも男性の40代以下や女性の30代など「ラブラブ」を理想とする人も引き続き多いようです。

8)「理想の夫婦の行動」の理想形、妻は夫よりリアル
「理想の夫婦」に近いと思う行動において、全体では、「問題は話し合って解決する」が53%で最も高く、「お互いの趣味などは尊重する」・「できるだけふたりの時間(会話)を大切にする」(48%)と続いています。
【性別】でみると、女性の方が「問題は話し合って解決する」(女性65%に対し男性が41%)では24ポイント、「基本的に居場所は連絡する」(女性36%に対し男性が20%)では16ポイントと、15ポイントを越えて上回る結果となりました。
女性層の方が全体的にポイント自体が高く、理想の形がリアルで細かく形づくられている傾向にあると思われます。

9)夫婦の会話、平日は1時間未満が約6割
平日の夫婦の平均会話時間について、全体では、「30分~1時間未満」が27%で最も高く、次いで、「30分未満」(25%となっており、1時間未満が6割強という結果でした。
休日において、全体では、 「1時間~2時間未満」・「30分~1時間未満」の順に約20%が最も高く、次いで「4時間」(18%)、「2時間~3時間未満」(16%)と続きます。
日常生活の忙しさからなのか、特に40~50代の中年層において、平日の1日平均会話時間が30分未満と非常に短い層が多くなっています。

■調査概要
(調査方法)インターネット調査
調査エリア:全国
調査対象:男女18歳~69歳の既婚者   
調査サンプル:800サンプル(性別、及び、年代別に割付)
調査期間:2012年10月10日(水)~12日(金) 

<参考>
■「いい夫婦の日」について
私たち「いい夫婦の日」をすすめる会では、日本中のご夫婦にいっそう素敵な関係を築いていただきたいという気持ちから、11月22日を「いい夫婦の日」といたしました。
私たちは、「いい夫婦の日」を、日頃は照れくさくてなかなか言えない「ありがとう」と「愛してる」をいろんなカタチで伝えあう、そんな1日にしていただきたいと考えています。

■「いい夫婦の日」をすすめる会(URL:http://www.fufu1122.com)とは 
1985年に政府が「ゆとりの創造月間」を11月に制定。
1988年には、財団法人余暇開発センター(現:公益財団法人日本生産性本部)が夫婦で余暇を楽しむライフスタイルを提唱しました。それをきっかけに新しく制定されたのが「いい夫婦の日」です。その日付については、「いい夫婦」との語呂合わせで11月22日に決定したといわれています。
同センターによる普及のためのキャンペーンは1988年より実施。その後、(社)日本ボディファッション協会の塚本能交代表が「いい夫婦の日」の趣旨に賛同され、ファッション・アパレル関連業界による「いい夫婦の日」をすすめる会(7団体・2,200社)が発足しました。
1998年には新キャンペーンがスタート。「いい夫婦の日」は夫婦を単位とした新しいライフスタイルの提案とモラルの啓発活動と併せて、新しいマーケット・モチベーションの創出を目的として広がっています。
現在は、構成団体・協賛企業・協力企業が同じプログラムのもとに共同の販促プロモーション活動を行い、産業界にとってのビジネス拡大にも寄与しています。

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