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夫の休日の家事・育児時間が長くなるほど、第2子以降の生まれる割合が高くなる傾向

厚生労働省が行った調査によると、この8年間に、50.1%の夫婦に子どもが生まれ、子どもがいる夫婦は、夫の休日の家事・育児時間が長くなるほど、第2子以降の生まれる割合が高くなる傾向があることが分かった。

この調査は、調査対象となった男女の結婚、出産、就業等の実態及び意識の経年変化の状況を継続的に観察することにより、小子化対策等厚生労働省行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的として、平成14年を初年として実施。

9回目の調査となった今回は、第1回調査時に20~34歳であった全国の男女(及びその配偶者)を対象とし(現在、28~42歳)、そのうち、第7回または第8回調査において協力を得られた者(及びその配偶者)を客体とした。

調査結果によると、この8年間に、第1回からの夫婦の40.2%、第2回からの夫婦の86.7%、第3回からの夫婦の84.9%、第4回からの夫婦の86.3%、第5回からの夫婦の78.8%、第6回からの夫婦の66.5%、第7回からの夫婦の46.6%、第8回からの夫婦に子どもが生まれたという。

また、夫の休日の家事・育児時間を見ると、子ども1人の夫婦では、「家事・育児時間なし」で9.9%、「6時間以上」で67.4%に第2子以降が生まれており、家事・育児時間が長いほど子どもが生まれている割合が高くなる傾向があることが分かった。

第1回調査時の独身者のうち、この8年間に結婚や出生があった者は、子どもをもつことに対して「子どもとのふれあいが楽しい」「子育てを通じて自分の友人が増える」と感じる割合が増加しているといい、特に出産を経験した女性は顕著だという。

また、第1回調査時に独身だった女性のうち、この8年間に結婚し、結婚前に仕事をしていた女性を見ると、現在の仕事を「結婚後した後も続ける」と回答したもののうち72.0%が同一就業を継続していることが判明。育児休業制度を利用した女性のうち、同制度利用3年後に「仕事あり」の者は88.0%、同制度利用時に正規雇用者だった場合、その割合は89.5%と高くなっている。

■第9回21世紀成年者縦断調査の概況(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen12/index.html

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