厚生労働省は、平成22年度「認可外保育施設」の現況をまとめ公表した。これによると、施設総数、入所児童ともに増加していることが分かった。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000023dzr-att/2r98520000023e3d.pdf(PDF:286KB)
このまとめは、都道府県、政令指定都市、中核市(以下「都道府県など」)が実施した、平成23年3月31日現在の指導監督状況の報告を集計したもの。
「認可外保育施設」とは、児童福祉法に基づく都道府県知事などの認可を受けていない保育施設のことで、このうち、夜8時以降の保育、宿泊を伴う保育、一時預かりの子どもが利用児童の半数以上、のいずれかを常時運営している施設については、「ベビーホテル」と言う。
指導監督は、これらの施設が、子どもを保育するのにふさわしい内容や環境を確保しているかを確認するため、都道府県などが立ち入り検査を実施。対象は、少数の子どもを保育する施設など、都道府県知事に届出が義務づけられていない施設を含む、すべての認可外保育施設。立ち入り検査は、原則として年1回以上行われている。なお、やむを得ずに対象を絞る場合でも、ベビーホテルについては必ず年1回、実施することになっている。
同調査では、「認証保育所」などの地方単独保育事業の施設も対象に含むが、事業所や病院が従業員のために設置する「事業所内保育施設」は含んでいない。ただ、参考のために事業所内保育施設も把握できるものについては集計し、結果を記載している。
【ポイント】
○ 認可外保育施設の総数 7,578か所 前年度比 179か所の増
(内訳)ベビーホテル 1,709か所 同 14か所の増
その他の認可外保育施設 5,870か所 同 165か所の増
○ 入所児童の総数 186,107人 同 6,341人の増
(内訳)ベビーホテル 30,768人 同 56人の増
その他の認可外保育施設 155,339人 同 6,375人の増
平成22年度 認可外保育施設の現況取りまとめ(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000023dzr-att/2r98520000023e3d.pdf(PDF:286KB)
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