ニュース タグ: , , ,

日本の出生数は減少、母の年齢が35歳以上での出生数は増加

厚生労働省がとりまとめた平成23年人口動態統計によると、出生数は前年より減少したが、母の年齢が35歳以上での出生数は増加したことが分かった。

<平成23年人口動態統計結果概要>

1.出生数は減少
出生数は105万806人で、前年の107万1304人より2万498人減少。出生率(人口千対)は8.3で前年の8.5を下回った。合計特殊出生率(女性1人が生涯に生む子どもの推定人数)は1.39で前年と同率となった。

出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、34歳以下の各階級では前年より減少したが、35歳以上の各階級では増加した。

合計特殊出生率の内訳を母の年齢(5歳階級)別にみると、15~29歳の各階級では低下したが、30~49歳の各階級では上昇した。なお、30~34歳の階級が最も高くなっている。

出生順位別にみると出生数は第1子及び第2子は減少したが、第3子以上は増加した。合計特殊出生率の内訳では第1子は前年を下回ったが、第2子及び第3子以上は前年を上回った。

母の年齢(5歳階級)別と出生順位別を併せてみると、出生数は35歳以上の各階級でいずれの出生順位についても前年より増加した。合計特殊出生率の内訳は、35~49歳の各階級でいずれの出生順位についても前年以上となった。

2.死亡数は増加
死亡数は125 万3066 人で、前年の119 万7012 人より5 万6054 人増加し、死亡率(人口千対)は9.9 で前年の9.5 を上回った。悪性新生物の死亡数は35 万7305 人で、死亡率(人口10 万対)は283.2 であり、死亡総数の28.5%を占めて死因順位の第1位となっている。第2位は心疾患、第3位は肺炎である。年齢調整死亡率(人口千対)は男5.5、女2.9 で前年より男は0.1、女は0.2 それ
ぞれ上回った。

3 自然増減数は減少
出生数と死亡数の差である自然増減数は△20 万2260 人で、前年の△12 万5708 人より7 万6552 人減少し、自然増減率(人口千対)は△1.6 で前年の△1.0 を下回り、数・率ともに5年連続でマイナスとなった。

4. 死産数は減少
死産数は2 万5751 胎で、前年の2 万6560 胎より809 胎減少し、死産率(出産(出生+死産)千対)は23.9 で、前年の24.2 を下回った。

5.婚姻件数は減少
婚姻件数は66 万1895 組で、前年の70 万214 組より3 万8319 組減少し、婚姻率(人口千対)は5.2 で前年の5.5 を下回った。

6.離婚件数は減少
離婚件数は23 万5719 組で、前年の25 万1378 組より1 万5659 組減少し、離婚率(人口千対)は1.87 で前年の1.99 を下回った。

■平成23年(2011)人口動態統計(確定数)の概況(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei11/index.html

カテゴリー: ニュース   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントをどうぞ