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イクメンの道は「パパフロ」から!パパフロ通信・第一弾として浴育調査の結果を発表

資生堂「スーパーマイルド」パパフロ応援委員会では、教育評論家の尾木直樹先生監修のもと、20歳から55歳までの小学生以下の子どものいる男女900名を対象にインターネットによる「浴育に関する意識調査」第一弾を2011年8月に実施した。

 育児を積極的に率先して行う男性、育児を楽しんで行う男性を意味する「イクメン」というキーワードの誕生以降、父親たちのライフスタイルの変容、育児参加が注目されてきた。そうした中、父親が気軽に参加できる育児として「パパフロ」を実践している男性が増加している。「パパフロ」とは、父親と子どもとの入浴を指し、入浴という日常的な行為が子どもとの貴重なコミュニケーションの場として見なおされている。

 今回の調査では、「イクメン」の実態をさらに掘り下げ、「パパフロ」にテーマを絞って、父親と子どもの入浴について調査を実施し、分析結果をまとめ、パパフロ通信第一弾として発表された。

■調査まとめ

・現役パパの10人のうち8人は「パパフロ(=父子入浴)」を実践、
 その8割以上が「父子入浴はコミュニケーションの機会として大切」と回答。
・1回に20分以上「パパフロ」している子どもは、
 「友達が多い」、「礼儀正しい」、「家族にやさしい」 、「思いやりがある」など好影響が!
・家族の絆を結ぶ‘イクメン度’を高めるヒントは「パパフロ」力にあり!

■調査結果/抜粋

Ⅰ父親全体の85.3%が父子入浴を実施
 イクメンと自己認識している父親では91.7%

Ⅱ父親の69.4%が「週2回以上」父子入浴を実施  
 うち、「毎日入浴」は14.1%に上る

Ⅲ父子入浴をしている父親の85.5%が
 「父子入浴はコミュニケーションの機会として大切」
 父子入浴をしていない父親の回答32.9%と大差

Ⅳ父子入浴をしている父親の72.5%が「夫婦仲がいい」
 父子入浴をしていない父親の回答54.6%を上回る

Ⅴ父子入浴1回「20分」を境に、父親から見た
 子どもの人に対する接し方に差が出る

■専門家の見解
“パパフロ”の偉力!

教育評論家・法政大教授
尾木直樹

 女性の社会参加と核家族化の進行の中で、育児参加する男性が若い父親を中心に急速な広がりを見せている。今や「イクメン」は政府も主導する流行語となっている。

 今回の調査では、その実態の一端が“パパフロ”現象として見事にクリアになった。

 第一には、現役パパの85.3%が「父子入浴」を実践。とりわけ自らを「イクメン」と自覚しているパパでは91.7%にも及び、約半数が週3回以上、子どもにシャンプーをしている。これは、単なる衛生面からというよりも、子どもの頭をシャンプーしながら、実は我が子とのコミュニケーションを楽しんでいる父親が82.3%もいることを意味しているのである。
 ところが、父子入浴をしていない家庭では、入浴時におけるコミュニケーションの大切さを認識している父親は、わずかに32.9%しかいなくて、前者とは50ポイントもの大きな落差を見せている。

 第二には、父子入浴時間が子どもの「心の成長」に大きく関わっていることである。父子入浴時間をゆったり30分以上とっている家庭では、90.5%もの父親が「良好な関係」が築けていると感じている。20分以上のケースでも「家族にやさしい」(69.2%)、「思いやりがある」(74.4%)など“パパフロ”による父子の絆の強まりだけでなく、「心の教育」にも大きく貢献していることがわかる。

 第三には、父子入浴の1回の時間が「20分」を超えると、子どもの社会性の形成にもよい影響を与え始める。例えば、「集団行動ができる」(6.2ポイント増)、「友達が多い」(8.6ポイント増)、「礼儀正しい」(10.6ポイント増)などと明らかに20分未満との有意差を見せている。恐らく、父親特有の社会性や高いモラル意識が日々のゆったりとした父子入浴を通して無意識のうちに我が子に醸成されていくのであろう。
 こうして見ると、「パパフロ」(父子入浴)は意外にも子どもの人間形成に大きな効果を生んでいたのである。
 
 まさに“パパフロ”恐るべし!である。

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